1 特長

• LMT84-Q1は車載用アプリケーション向けにAEC-Q100認定済み
  • デバイス温度グレード0: -40℃～+150℃
  • デバイスHBM ESD分類レベル2
  • デバイスCDM ESD分類レベルC6
• 非常に正確: ±0.4℃ (標準値)
• 低電圧1.5Vでの動作
• 平均センサ・ゲイン: -5.5mV/℃
• 低い静止電流: 5.4µA
• 広い温度範囲: -50℃～150℃
• 出力の短絡保護
• 駆動能力±50µAのプッシュプル出力
• 業界標準のLM20/19およびLM35温度センサとフットプリント互換
• コスト効率に優れたサーミスタの代替

2 アプリケーション

• 車載用
• インフォテインメントおよびクラスタ
• パワートレイン・システム
• 煙および熱感知器
• ドローン
• 家電製品

3 概要

LMT84-Q1は高精度のCMOS温度センサで、標準精度は±0.4℃ (最大値±2.7℃)で、リニアなアナログ出力電圧を持ち、この電圧は温度に反比例します。1.5Vの電源電圧で動作し、静止電流が5.4μA、パワーオン時間が0.7msで、効果的なパワーサイクリング・アーキテクチャを実現し、ドローンやセンサ・ノードなどバッテリ駆動のアプリケーションで消費電力を最小化できます。LMT84-Q1デバイスはAEC-Q100グレード0認定済みで、較正なしで動作温度範囲の全体にわたり、最大±2.7℃の精度を維持します。このため、LMT84-Q1はインフォテイメント、クラスタ、パワートレイン・システムなどの車載用アプリケーションに適しています。 広い動作範囲にわたる精度や、その他の特長から、LMT84-Q1はサーミスタの優れた代替となります。

異なる平均センサ・ゲインおよび類似の精度を持つデバイスについては、「類似の代替デバイス」で、LMT8xファミリの他のデバイスを参照してください。

熱時定数

* 高速な熱応答NTC

出力電圧と温度との関係