JAJSCO2 November 2016 TPS25810-Q1
PRODUCTION DATA.
TPS25810-Q1デバイスは、3A定格のUSB電源スイッチを内蔵するUSB Type-Cダウンストリーム側ポート(DFP)コントローラです。TPS25810-Q1デバイスは、Type-C構成チャネル(CC)ラインをモニタして、USBデバイスの取り付けを検知します。アップストリーム側ポート(UFP)デバイスが取り付けられると、TPS25810-Q1デバイスは、VBUSに電力を供給しながら、パススルーCCラインを経由して、選択可能なVBUS電流ソース能力をUFPに通知します。UFPをE-Markedケーブルで接続した場合は、ケーブルCCピンにVCONN電力も供給します。TPS25810-Q1デバイスは、Type-Cオーディオまたはデバッグ・アクセサリの取り付けも検知します。
何もデバイスが取り付けられていない場合のTPS25810-Q1デバイスの消費電流は0.7µA未満(標準)です。UFPが取り付けられていない場合、UFP出力で高電力5V電源を無効にすることにより、S4およびS5システム電源状態において、さらなる節電効果が得られます。このモードでは、デバイスは外部電源(AUX)で動作できます。外部電源としては、一般に低電力状態(S4およびS5)でシステム・マイコンに給電する、低電圧電源(3.3V)を使用できます。
TPS25810-Q1の34mΩ電源スイッチには、Type‑Cの電流レベルと整合する2つの選択可能な固定電流制限があります。FAULT出力は、スイッチが過電流または過熱状態のときに信号を発します。LD_DET出力は、すべてのポートが同時に高電流(3A)を供給することができない環境において、複数の高電流Type-Cポートへの電力管理を行います。
型番 | パッケージ | 本体サイズ(公称) |
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TPS25810-Q1 | WQFN (20) | 3.00mm×4.00mm |