PMP31194
車載対応、内蔵 FET を使用する SEPIC のリファレンス・デザイン
PMP31194
概要
このリファレンス・デザインは、LM5157-Q1 デバイスと内蔵 FET を使用した小型 SEPIC 補助電源を提示します。このデザインの特長は、高効率を活用した小型基板面積なので、スイッチング周波数を 440kHz に設定しています。出力電圧は、負荷要件に応じて 5V ~ 7V の範囲で設定できます。このデザインは、最大 2A のピーク電流を供給できることをテスト済みです。連続電流は約 1A であり、この場合、SMA 整流器または最も温度の高いホット・スポットで温度が +30K (ケルビン) 上昇します。ピーク電流制限機能を搭載しているので、最大出力電流は、最小入力電圧によって異なります (V = RI の電圧降下が生じるので、電流が大きいほど電圧降下は大きくなります。また、入力電圧が低いほど規定の出力電圧との差が小さくなり、流せる電流が小さくなります)。BIAS ピンにオプションの ORing ダイオードを接続してコントローラに出力電圧を供給すると、スタートアップ入力電圧 (VIN) が 3V を上回った後、最小 2V のコールド・クランキングに対処できます。低電圧ロックアウト機能 (UVLO) を搭載しているので、フレキシブルな設定が可能です。オプションの LC 入力フィルタを採用すると、反射されたリップルを減衰させることができます。FM 帯域を上回る高い自己共振周波数で動作するように、インダクタを選定しました。
特長
- 車載アプリケーションのほか、汎用、昇圧、降圧の各用途で使用できる 6V バイアス電源
- 単一のドライバ、1 個の FET、1 個の整流器という構造なので、コスト重視の用途に最適
- 強力な内部 FET を搭載し、高集積を達成
- FM 帯域ノイズを防止できるように、入力フィルタを採用
- ORing ダイオードを採用し、入力電圧が最小 1.5V に低下する極端なコールド・クランキングに対処可能
- 包括的な組み立てを実施し、ラボでテスト済み
出力電圧オプション | PMP31194.1 |
---|---|
Vin (Min) (V) | 8 |
Vin (Max) (V) | 18 |
Vout (Nom) (V) | 6 |
Iout (Max) (A) | 1 |
Output Power (W) | 6 |
Isolated/Non-Isolated | Non-Isolated |
Input Type | DC |
Topology | Sepic- CCM^Sepic- Integrated Switch |
組み立てられたボードは、テストと性能検証のみの目的で開発されたものであり、販売していません。
設計ファイルと製品
設計ファイル
すぐに使用できるシステム・ファイルをダウンロードすると、設計プロセスを迅速化できます。
効率グラフや試験の前提条件などを含める、このリファレンス・デザインに関する試験結果
設計に使用したコンポーネント、参照指定子、メーカー名や型番などを記入した詳細なリスト
開発を始める
技術資料
種類 | タイトル | 英語版のダウンロード | 日付 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
試験報告書 | Automotive SEPIC Reference Design Using an Integrated FET | PDF | HTML | 2022年 12月 15日 |