TIDA-010243
スタンドアロン ADC 使用、3 相、電流トランス ベース e メーターのリファレンス デザイン
TIDA-010243
概要
このリファレンス デザインは、高性能のマルチチャネル A/D コンバータ (ADC) を使用して Class 0.1 の 3 相エネルギー測定機能を実装します。この ADC は、電流トランス (CT) を 8kHz でサンプリングし、AC 商用電源の各レッグの電流と電圧を測定します。このリファレンス デザインは、0.05 ~ 100A の広い入力電流範囲にわたって高精度を達成するほか、個別の高調波分析のような電力品質機能が必要とする高いサンプリング周波数に対応しています。計測に TI の Arm® Cortex®-M0+ ホスト マイコンを使用すると、32kSPS の ADC サンプリング レートを実現できます。必要なソフトウェア機能を実装するために、TI の ADC エネルギー測定ライブラリを MSPM0G3507 に移植し、Code Composer Studio™ を使用してコンパイルすることができます。
特長
- ANSI C12.20 Class 0.1 の有効エネルギー精度を、2000:1 の入力範囲全体で実現
- ライン周波数の計算を行い、力率も求めたうえで、有効 / 無効のエネルギーと電力、実効値 (RMS) 電流と電圧を測定
- 5kV RMS の絶縁を達成した、絶縁型の RS-232 と RS-485
- 50mA ~ 100A の入力範囲
- ハードウェア ファイルと設計ガイドが付属した、包括的なテスト済みのリファレンス デザイン
組み立てられたボードは、テストと性能検証のみの目的で開発されたものであり、販売していません。
設計ファイルと製品
設計ファイル
すぐに使用できるシステム・ファイルをダウンロードすると、設計プロセスを迅速化できます。
TIDMBP4.PDF (185 K)
設計に使用したコンポーネント、参照指定子、メーカー名や型番などを記入した詳細なリスト
製品
設計や代替製品候補に TI 製品を含めます。
Arm Cortex-M0+ マイコン
MSPM0G3507 — 128KB フラッシュと 32KB SRAM と 2 個の 4Msps ADC と DAC と 3 個のコンパレータと 2 個のオペアンプと CAN-FD と MATH ACL (演算アクセラレータ)
データシート: PDF | HTMLMSP430 マイコン
MSP430FR4131 — 4KB FRAM、0.5KB SRAM、10 ビット ADC、LCD、UART/SPI/I2C、IR ロジック、タイマ搭載、16MHz マイコン
データシート: PDF | HTML開発を始める
ファームウェア
Firmware source code for TIDA-010243 for Rev.2 PCB