TIDM-SOLAR-ONEPHINV

C2000™ ソーラー DC/AC 単相インバータ

TIDM-SOLAR-ONEPHINV

概要

このリファレンスデザインは、デジタル制御、グリッド結合形式の単相フルブリッジ DC/AC インバータ段であり、セントラルまたはストリングソーラーインバータでの使用に適しています。このデザインは、最大電力点追従 (MPPT) 機能を搭載したフロントエンド DC/DC コンバータである TIDM-SOLAR-DCDC のコンパニオンです。TIDM-SOLAR-DCDC と TIDM-SOLAR-ONEPHINV を組み合わせると、セントラルまたはストリングのトポロジーに対応するソーラーインバータを製作できます。C2000™ F28M35H52C マイコン (MCU) は、フルブリッジ DC/AC インバータ段向けのデジタルコントローラであり、インバータ段を効率的に動作させるとともに、イーサネットベースのリモート制御機能を追加実装し、インバータを監視する役割も果たします。インバータ出力はグリッド結合型であり、グリッドからの切り離し防止保護機能を実装しています。このデザインは、5% 未満の THD (全高調波歪) を達成し、全負荷効率は 96% を上回るので、太陽光設備からのエネルギー抽出を増加させ、インバータ内での有害な放熱を低減して、インバータの耐用期間を延長するのに役立ちます。

特長

グリッドからの切り離し防止保護機能を搭載した、単相、フルブリッジ、グリッド結合の DC/AC インバータに対する制御機能を実装
C2000™ F28M35H52C マイコンは、DC/AC インバータ段向けの高性能コントローラとして機能し、高周波制御ループを実行して電力段を制御するほか、出力を電力グリッドに供給するとともに、イーサネットベースのリモート制御機能を実装してインバータを監視する役割も果たします。
120/220VAC が選択可能で、最大 600W を出力し、世界各地のソーラー市場に最適
96% 超のピーク効率と、5% 未満の THD (全高調波歪) により、エネルギー抽出の改善と、インバータ寿命の延長が可能になります。
太陽光発電およびデジタル電源ソフトウェアライブラリは、コード最適化済みの構築ブロックを提供し、多様な電源トポロジーや、MPPT (最大電力点追従) またはソフトウェアフェーズロックループ (PLL) のようなアルゴリズムを実装できるので、カスタマイズしたソーラーインバータの設計に最適です。
ソフトウェア、ハードウェア設計ファイル、クイックスタートグラフィカルインターフェイス、ステップバイステップの資料が付属する、フル機能のリファレンスデザイン。

注：このボード向けのソフトウェアは controlSUITE™ ソフトウェアパッケージに収録済みです。インストール後、「Development Tools」 (開発ツール) メニューの「Solar」 (ソーラー) セクションにある「High Voltage Solar DC/AC Inverter Kit」 (高電圧ソーラー DC/AC インバータキット) をご覧ください。