TIDEP0045
リアルタイム合成開口レーダ(SAR)アルゴリズムを TI の C6678 DSP に実装するリファレンス・デザイン
TIDEP0045
概要
このリファレンス・デザインは、マルチコア・デジタル信号プロセッサ (DSP) である TMS320C6678 上で動作するリアルタイム合成開口レーダー (SAR) を提示します。SAR を製作する際の大きな課題の 1 つは、高解像度の画像をリアルタイムで生成することです。画像の形成には、多量の計算を必要とする信号処理手続きが関係するからです。TI は、固定小数点と浮動小数点に対応する 8 コア DSP である C6678 に SAR アルゴリズムを実装し、アプリケーション全体の性能と、1 個、2 個、4 個、8 個の各 DSP コアに対してどのように拡張できるかを示しています。ここでは、距離測定用ドップラー SAR の処理アルゴリズムを機能的な観点でモジュール化し、1 つの計算タスクを、並列動作する複数のコアにマッピングしています。このタスク・マッピング手続きは、OpenMP を使用して実行しています。
特長
- このリファレンス・デザインはテスト済みで、評価基板 (EVM)、ソフトウェア、ユーザー・ガイドが付属しています。
- このハードウェア・プラットフォームは、高性能でコスト効率の優れた開発プラットフォームを意図して TMDSEVM6678 EVM を採用しています。この EVM は、TI の C66x KeyStone™ アーキテクチャをベースとした高性能 DSP である TMS320C6678 を使用しています。
- このデザインには、回路図、設計ファイル、部品表 (BOM) が付属しています。
- SAR アルゴリズム、入力バイナリ・ファイル、表示用スクリプトが付属しているほか、BIOS-MCSDK と SDK ソフトウェア・フレームワークをダウンロードするためのリンクも利用できます。
- 設計ガイドは、距離測定用ドップラー・アルゴリズムの実装や、必須のハードウェアとソフトウェアについて説明しているほか、SAR アプリケーションをビルドして実行するためのステップバイステップ・ガイドを掲載しています。
産業用
組み立てられたボードは、テストと性能検証のみの目的で開発されたものであり、販売していません。
設計ファイルと製品
設計ファイル
すぐに使用できるシステム・ファイルをダウンロードすると、設計プロセスを迅速化できます。
TIDRKC7.PDF (127 K)
設計に使用したコンポーネント、参照指定子、メーカー名や型番などを記入した詳細なリスト
製品
設計や代替製品候補に TI 製品を含めます。
デジタル信号プロセッサ (DSP)
TMS320C6657 — 高性能デュアル コア C66x 固定小数点 / 浮動小数点 DSP - 最大 1.25GHz、2 個の UART 搭載
データシート: PDF | HTML開発を始める
技術資料
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種類 | タイトル | 英語版のダウンロード | 日付 | |||
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* | 設計ガイド | TMS320C6678 to Implement a Real-Time SAR Algorithm Design Guide | 2015年 11月 19日 |