TIDEP0078
AM572x 向け OPC UA データ・アクセス・サーバのリファレンス・デザイン
TIDEP0078
概要
OPC UA (Open Platform Communications Unified Architecture:オープン・プラットフォーム通信、統合アーキテクチャ) は、インダストリ 4.0 の体系下で相互接続されているすべてのマシンの間で相互運用性と通信を実現する設計を採用した、産業用 M2M (マシン・ツー・マシン、機械の相互接続) プロトコルです。このリファレンス・デザインは、Matrikon OPC™ の OPC UA サーバー開発キット (SDK) を使用して、何らかのプロジェクトまたは設計に組み込まれた形で動作する OPC UA データ・アクセス (DA) サーバーを活用した通信を実施する方法を提示します。OPC UA DA はリアルタイム・データを取り扱い、データのさまざまな要因のうち時間を重視する産業用オートメーション・アプリケーションにとって最適な動作をする設計を採用しています。リファレンスとなる OPC UA サーバーの実装を、AM572x IDK の GPIO 機能にアクセスする方法で実現しています。リファレンス・コードに拡張を加え、 AM572x IDK ボードからアクセスできるあらゆるデータに対応する OPC UA インターフェイスを実現することもできます。このようなデータに該当するのは、Profibus、RS-485、CAN バス、さらに PRU-ICSS (プログラマブル・リアルタイム・ユニット産業用通信サブシステム) を採用し EtherCAT™ や PROFINET™ のような産業用イーサネット・ベースのプロトコルを使用して収集したデータです。
特長
- Sitara AM57x プロセッサを使用して動作する包括的な組込み OPC UA サーバー
- Matrikon OPC UA SDK (サーバー開発キット) R100 とサンプルの OPC UA サーバー (デモ・バージョンは 2 時間の時間制限付き)
- Processor-SDK-Linux を通じて使用可能な Linux オペレーティング環境
- OPC UA サンプル・クライアントから GUI を使用して TCP/IP 経由で GPIO の読み書きを制御
- TMDXIDK5728 ボードを使用してテスト済みであり、技術資料、ソフトウェア、デモ・アプリケーション、ハードウェア設計ファイルが付属
組み立てられたボードは、テストと性能検証のみの目的で開発されたものであり、販売していません。
設計ファイルと製品
設計ファイル
すぐに使用できるシステム・ファイルをダウンロードすると、設計プロセスを迅速化できます。
設計に使用したコンポーネント、参照指定子、メーカー名や型番などを記入した詳細なリスト
設計に使用したコンポーネント、参照指定子、メーカー名や型番などを記入した詳細なリスト
製品
設計や代替製品候補に TI 製品を含めます。
TPD2EUSB30 — USB 3.0 向け、5A サージ定格、デュアル、0.7pF、5.5V、±8kV ESD (静電気放電) 保護ダイオード
データシート: PDF | HTMLTPD4E05U06 — USB と HDMI と高速インターフェイス向け、クワッド、0.5pF、5.5V、±12kV ESD (静電気放電) 保護ダイオード
データシート: PDF | HTML技術資料
種類 | タイトル | 英語版のダウンロード | 日付 | |||
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* | 設計ガイド | OPC UA DA Server Reference Design for Industrial Automation (Rev. A) | 2017年 1月 10日 |