LMH5401
- ゲイン帯域幅積(GBP): 8GHz
- 優れた直線性:
DC~2GHz、G=12dB - スルーレート: 17,500V/µs
- HD2/HD3歪みが小さい
(1VPP、200Ω、DE-DE、G=12dB):- 100MHz: HD2で-104dBc、HD3で-96dBc
- 200MHz: HD2で-95dBc、HD3で-92dBc
- 500MHz: HD2で-80dBc、HD3で-77dBc
- 1GHz: HD2で-64dBc、HD3で-58dBc
- IMD2/IMD3歪みが小さい
(2VPP、200Ω、DE-DE、G=12dB):- 200MHz: IMD2で-96dBc、IMD3で-95dBc
- 500MHz: IMD2で-80dBc、IMD3で-83dBc
- 1GHz: IMD2で-70dBc、IMD3で-63dBc
- 入力電圧ノイズ: 1.25nV/√Hz
- 入力電流ノイズ: 3.5pA/√Hz
- シングルとデュアルの電源による動作をサポート
- 消費電力: 55mA
- パワーダウン機能
LMH5401は、無線周波数(RF)や中間周波数(IF)のアプリケーション、または高速なDC結合の時間領域アプリケーションに対して最適化された、極めて高性能な差動アンプです。アナログ/デジタル・コンバータ(ADC)の駆動時に、シングルエンドから差動への(SE-DE)変換を要するDCまたはAC結合アプリケーションに最適であり、SE-DEまたは差動-差動(DE-DE)モードでの動作時に生じる2次/3次歪みを非常に小さく抑えることができます。
LMH5401は、SE-DEシステムとDE-DEシステムのいずれにも最適化されており、DC~2GHzというかつてない使用可能帯域幅を実現しています。LMH5401を使用すれば、試験/測定機器やブロードバンド通信、高速データ収集などの幅広いアプリケーションにおいて、外部バランなしで信号チェーンのSE-DE変換が可能になります。
同相基準入力ピンを使用して、アンプの出力同相をADCの入力要件に合わせることができるほか、3.3V~5Vの電源を選択可能で、必要であればデュアル電源での動作にも対応します。またパワーダウン機能を利用して、消費電力を削減することも可能です。
5V電源を使用した場合には、275mWという非常に低い消費電力で優れた性能を提供します。高性能を実現するLMH5401は、テキサス・インスツルメンツの先進的な相補型BiCMOSプロセスで製造され、省スペース型のUQFN-14パッケージで供給されます。
技術資料
種類 | タイトル | 最新の英語版をダウンロード | 日付 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
* | データシート | LMH5401 8GHz、低ノイズ、低消費電力の完全差動アンプ データシート (Rev. D 翻訳版) | PDF | HTML | 英語版 (Rev.D) | PDF | HTML | 2018年 5月 18日 |
e-Book(PDF) | The Signal - オペアンプ設計ブログ集 | 英語版 | 2018年 3月 23日 | |||
アプリケーション・ノート | ADC32RF45: Amplifier to ADC Interface (Rev. A) | 2016年 9月 7日 | ||||
技術記事 | How to use a fully differential amplifier as a level shifter | PDF | HTML | 2016年 7月 13日 | |||
技術記事 | Disentangling RF amplifier specs: amplifier spot noise vs. noise figure | PDF | HTML | 2016年 2月 5日 | |||
EVM ユーザー ガイド (英語) | TSW12J54EVM User's Guide | 2015年 10月 21日 | ||||
EVM ユーザー ガイド (英語) | TSW54J60 Evaluation Module User's Guide (Rev. A) | 2015年 9月 21日 | ||||
技術記事 | How to optimize differential amplifier noise | PDF | HTML | 2015年 7月 7日 | |||
EVM ユーザー ガイド (英語) | LMH5401EVM Evaluation Module (EVM) (Rev. A) | 2015年 3月 27日 |
設計および開発
その他のアイテムや必要なリソースを参照するには、以下のタイトルをクリックして詳細ページをご覧ください。
LMH5401EVM — LMH5401 の評価基板
The LMH5401EVM is an evaluation module for the single LMH5401 amplifier in a 14-lead high performance RF package. This evaluation module is designed to quickly and easily demonstrate the functionality and versatility of the amplifier. The EVM is ready to connect to power, signal source, and test (...)
XMICR-3P-LMH5401 — LMH5401 X-MWblock evaluation modules
X-MWblock は、RF とマイクロ波の「ドロップイン」 (直接置き換えが可能な) 部品で構成されています。これらの製品は、プロトタイプ製作の目的で個別に使用することも、または量産時のアセンブリとして使用することもできます。X-MWblock は、60GHz 以上の帯域向けのテスト、統合、調整、構成が容易です。見た目が良くない半田付けや銀配合エポキシを使用するプロセスが不要になります。X-MWblock は S パラメータ・モデルを大きな特徴とし、特許申請中の半田不使用接続技術を活用して接続を行います。
この X-MWblock は LMH5401 を搭載しており、5 (...)
LMH5401 TINA Reference Design (Rev. B)
多くの TI リファレンス デザインには、LMH5401 があります。
TI のリファレンス デザイン セレクション ツールを使用すると、開発中のアプリケーションやパラメータとの適合度が最も高いデザインの確認と特定を進めることができます。
パッケージ | ピン数 | CAD シンボル、フットプリント、および 3D モデル |
---|---|---|
UQFN (RMS) | 14 | Ultra Librarian |
購入と品質
- RoHS
- REACH
- デバイスのマーキング
- リード端子の仕上げ / ボールの原材料
- MSL 定格 / ピーク リフロー
- MTBF/FIT 推定値
- 使用原材料
- 認定試験結果
- 継続的な信頼性モニタ試験結果
- ファブの拠点
- 組み立てを実施した拠点