TIDA-010065
高効率、電磁波の小さい絶縁型 DC/DC コンバータをベースとするアナログ入力モジュールのリファレンス・デザイン
TIDA-010065
概要
このリファレンス・デザインは、絶縁型アンプ用の絶縁型電源を生成し、絶縁された電圧と電流を測定するための簡単なアーキテクチャです。5V 入力および構成可能な 5V/5.4V 出力 (低ドロップアウト・レギュレータ (LDO) のためのヘッドルーム) で動作する完全統合型強化絶縁 DC/DC コンバータにより、絶縁された電力を生成します。入力範囲が ±50mV である複数の絶縁型アンプは、複数のチャネル絶縁入力という形で構成済みであり、これらのアンプに接続した複数のシャントを使用して電流を測定します。入力範囲が ±250mV または ±12V である複数の絶縁型アンプは、複数のグループ絶縁入力という形で構成済みであり、これらのアンプに接続した電位デバイダの出力を使用して電圧を測定します。これらの絶縁型アンプの出力は、24 ビットのデルタ・シグマ A/D コンバータ (ADC) に直接接続する方法、またはゲイン・アンプを使用して ±10V にスケール化した後、16 ビット SAR ADC に接続する方法で性能を評価できます。オンボードのデジタル診断機能は、信頼性の向上と、性能の強化に貢献します。
特長
- 4.5V ~ 5.5V の入力を受け入れ、5V または 5.4 V (LDO のヘッドルーム確保) を高効率で生成し、強化絶縁を実現
- 3V ~ 350V の範囲内にある 3 つのグループ絶縁型電圧入力を測定し、ピン互換性のある基本絶縁または強化絶縁を実現しているほか、40mA ~ 12.5A の範囲内にある 3 つの絶縁型電流入力を測定し、強化絶縁を実現
- IEC 60044-8 に従い、ローパワーの電流トランスの出力に、±12V の入力範囲を受け入れる ISO224 を直接接続
- 1μs の高速障害検出コンパレータ・パスを使用し、DC 電圧と DC 電流を測定
- 計装、高精度、汎用いずれかのアンプを使用して、ADS8588H の入力範囲である ±10V に絶縁アンプの出力が収まるようゲインを調整
- 16 ビット SAR または 24 ビット・デルタ・シグマ ADC を使用し、電圧と電流どちらの測定でも ±0.2% の精度を達成
組み立てられたボードは、テストと性能検証のみの目的で開発されたものであり、販売していません。
設計ファイルと製品
設計ファイル
すぐに使用できるシステム・ファイルをダウンロードすると、設計プロセスを迅速化できます。
TIDM210.ZIP (376 K)
設計に使用したコンポーネント、参照指定子、メーカー名や型番などを記入した詳細なリスト
製品
設計や代替製品候補に TI 製品を含めます。
技術資料
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