TCA4311A
- 2.7V~5.5Vの電源電圧範囲で動作
- I2Cバス信号の双方向データ転送をサポート
- SDAおよびSCLラインはバッファ処理され、ファンアウトを増大
- すべてのSDAおよびSCLラインに1Vプリチャージがあり、バックプレーンへの基板の活線挿抜時に破損を防止
- SDAおよびSCL入力ラインは出力と絶縁
- 標準モードおよびファースト・モードのI2Cデバイスに対応
- ノイズ耐性の向上
- 動作中の基板挿入およびバス延長のアプリケーションに対応
- チップのディセーブル時の低いICC: 1µA未満
- READYオープン・ドレイン出力
- クロック延長、調停、同期をサポート
- 電源オフ時にI2Cピンが高インピーダンス
- オープン・ドレインのI2Cピン
- JESD 78, Class II準拠で100mA超のラッチアップ性能
- JESD 22を超えるESD保護
- 8000V、人体モデル(A114-A)
- 200V、マシン・モデル(A115-A)
- 1000V、荷電デバイス・モデル(C101)
TCA4311Aはホットスワップ可能なI2Cバス・バッファで、動作中のバックプレーンへのI/Oカード挿入をサポートし、データやクロック・バスの破損が発生しません。制御回路により、バックプレーンで停止コマンドまたはバスのアイドルが発生するまで、バックプレーンはカードに接続されず、カードにバスの競合が発生しません。接続が行われると、このデバイスは双方向のバッファ処理を行い、バックプレーンとカードの容量を絶縁状態に維持します。挿入時にSDAおよびSCLラインは1Vにプリチャージされ、チップの寄生容量を充電するのに必要な電流を最小限に抑えます。
I2Cバスがアイドルのとき、TCA4311AはENラインをLOWに設定することでシャットダウン・モードに移行できます。ENがHIGHのとき、TCA4311Aは通常の動作を再開します。オープン・ドレインのREADY出力ピンも搭載されており、バックプレーンとカードの側が互いに接続されたことを示します。READYがHIGHのとき、SDAINおよびSCLINは、SDAOUTおよびSCLOUTに接続されています。2つの側が切断されているとき、READYはLOWになります。
バックプレーンとカードのどちらの側も、2.7V~5.5Vの電源電圧範囲で動作でき、どちらの電源電圧が高いかについての制限はありません。
TCA4311Aには標準のオープン・ドレインI/Oがあります。I/Oへのプルアップ抵抗のサイズはシステムにより異なりますが、このバッファの両側にプルアップ抵抗が必要です。このデバイスは、SMBusデバイスに加えて、標準モードおよびファースト・モードのI2Cデバイスとともに動作するよう設計されています。標準モードのI2Cデバイスは、一般的なI2Cシステムで3mAのみが規定されており、標準モード・デバイスと複数のマスタを使用可能です。特定の状況においては、大きな終端電流を使用できます。
技術資料
種類 | タイトル | 最新の英語版をダウンロード | 日付 | |||
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* | データシート | TCA4311A ホットスワップ可能な2線式バス・バッファ データシート (Rev. C 翻訳版) | PDF | HTML | 英語版 (Rev.C) | PDF | HTML | 2018年 9月 14日 |
購入と品質
- RoHS
- REACH
- デバイスのマーキング
- リード端子の仕上げ / ボールの原材料
- MSL 定格 / ピーク リフロー
- MTBF/FIT 推定値
- 使用原材料
- 認定試験結果
- 継続的な信頼性モニタ試験結果
- ファブの拠点
- 組み立てを実施した拠点