TVS2201

TVS2201デバイスは、最大30AのIEC 61000-4-5フォルト電流をシャントし、大電力の過渡事象や落雷からシステムを保護します。このデバイスは、一般的な産業用信号線のEMC要件である、42Ωのインピーダンスで結合した1kVのIEC 61000-4-5開路電圧に耐えます。TVS2201は帰還機構を使用して、フォルト中の正確なフラット・クランプを確保し、システムがさらされる電圧を、従来型のTVSダイオードよりも低く保ちます。厳格な電圧レギュレーションにより、設計者は許容電圧が低いシステム部品でも安心して選択でき、堅牢性を損なうことなくシステムのコストと複雑性を低減できます。TVS2201は±22Vの範囲で動作するため、逆配線に対する保護を必要とするシステムでも動作できます。

さらに、TVS2201はスペースの制約が厳しいアプリケーション用に設計された小型のSONフットプリントで供給されるため、標準のSMAおよびSMBパッケージと比較して大幅なサイズ低減が可能です。デバイスのリーク電流と静電容量が小さいため、保護するラインへの影響も最小限に抑えられます。製品のライフサイクル全体にわたる堅牢な保護を確保するため、TIはTVS2201をテストし、125°Cで5000回の反復サージに対してデバイス性能に変化がないことを確認しています。

TVS2201はTIのフラット・クランプ・サージ・デバイス・ファミリの製品です。フラット・クランプ・ファミリの詳細については、『効率的なシステム保護のためのフラット・クランプ・サージ保護技術』ホワイト・ペーパーを参照してください。