TMDSEMU200-U
XDS200 USB デバッグ・プローブ
TMDSEMU200-U
概要
XDS200 は、TI の組込みデバイスのデバッグに使用できるデバッグ・プローブ (エミュレータ) です。XDS200 は、低コストの XDS110 と高性能の XDS560v2 に比べて、低コストと良好な性能のバランスを特長としています。単一のポッド (筐体) で、多様な規格 (IEEE1149.1、IEEE1149.7、SWD) をサポートします。すべての XDS デバッグ・プローブは、組込みトレース・バッファ (ETB) を搭載しているすべての Arm® プロセッサと DSP プロセッサで、コア・トレースとシステム・トレースをサポートしています。ピン経由でコア・トレースを実行する場合、(https://www.ti.com/tool/ja-jp/TMDSEMUPROTRACE) XDS560v2 PRO TRACE が必要です。
XDS200 は、TI 20 ピン・コネクタ (TI 14 ピン、Arm Cortex® 10 ピン、Arm 20 ピンを接続するための複数のアダプタ付属) とホスト側の USB 2.0 ハイスピード (480Mbps) を経由して、ターゲット・ボードをホスト PC に接続します。
TMDSEMU200-U は現在、 Blackhawk-DSP が製造しています。以前、この製品は Spectrum Digital が製造していました。これら 2 つの製品は同等です。
XDS200 は、以下の内容品を同梱したパッケージで出荷されます。
- XDS200 デバッグ・ポッド
- TI 20 ピンから TI 14 ピンへのコンバータ・アダプタ
- TI 20 ピンから Arm 20 ピンへのコンバータ・アダプタ
- TI 20 ピンから Arm Cortex 10 ピンへのコンバータ・アダプタ
- USB2.0 ケーブル
- クイック・スタート・ガイド
サポートしていないデバイス:
- MSP430™ マイコン
- AWR12xx ミリ波センサ
- C54x
- C62x、C670x、C671x、C672x、C640x、C641x
- F24x/C24x
- AMIC1xx
必要な事項:
- Code Composer Studio™ v6 (またはそれ以降) のインストール
- Code Composer Studio IDE の最小要件を満たすホスト PC
- 互換性のある JTAG ヘッダーのいずれかを実装したターゲット・ボード
場合によっては必要な事項:
- 別の形式の JTAG ヘッダーを実装したターゲット・ボードを使用する場合の接続のためのアダプタ
出荷情報:
- Blackhawk DSP:
- 製品ボックスのサイズ:152mm x 152mm x 32mm (6.0 インチ x 6.0 インチ x 1.25 インチ)
- 梱包済み製品重量:120g (4.0 オンス)
- Spectrum Digital:
- 製品ボックスのサイズ:130mm x 130mm x 50mm (5.0 インチ x 5.0 インチ x 2.0 インチ)
- 梱包済み製品重量:120g (4.0 オンス)
特長
XDS200 は、TI の各種プロセッサを対象とする各種 JTAG デバッグ・プローブ (エミュレータ) で構成されたミッドレンジ・ファミリです。高い性能と一般的な機能を搭載し、低コスト XDS110 と高性能 XDS560v2 の中間に位置する XDS200 は、TI のマイコン、プロセッサ、ワイヤレス・デバイスのデバッグのためのバランス重視のソリューションを提供します。
XDS200 は、販売開始から長い年月が経過している「XDS510」JTAG デバッガ・ファミリに比べ、データ・スループットが高いほか、cJTAG (IEEE1149.7) と Arm シリアル・ワイヤ・デバッグ・モードのサポート機能も追加しており、コスト低減を可能にします。
TI では開発ボードのスペース低減を推進しており、すべての XDS200 派生製品は、ターゲット接続用のプライマリ JTAG コネクティビティとして標準的な TI 20 ピン・コネクタを実装しています。この製品に加えて、すべての派生製品は、TI と Arm の標準的な JTAG ヘッダに接続するためにモジュラー形式のターゲット構成アダプタも採用しています (付属するアダプタは、モデルによって異なります)。
XDS200 は、従来型の IEEE1149.1 (JTAG)、IEEE1149.7 (cJTAG)、Arm のシリアル・ワイヤ・デバッグ (SWD) とシリアル・ワイヤ出力 (SWO) をサポートしており、+1.5V ~ 4.1V のインターフェイス・レベルで動作します。
IEEE1149.7 つまり Compact JTAG(cJTAG)は、従来型の JTAG を大幅に改良しており、2 本のピンだけで従来型のすべての機能をサポートします。また、TI のワイヤレス・コネクティビティ・マイコンでの利用も可能です。
シリアル・ワイヤ・デバッグ (SWD) とは、2 本のピンを使用して (JTAG は 4 本のピンを使用)、JTAG より高速なクロック・レートでデータを転送するデバッグ・モードです。シリアル・ワイヤ出力 (SWO) を使用する場合は、もう 1 本のピンを追加して、Cortex M コアを搭載した一部のマイコンで簡潔なトレース動作を実行することができます。
すべての XDS200 モデルは、ホストへの USB2.0 ハイスピード (480Mbps) 接続をサポートしています。サード・パーティーから入手可能な一部のモデルは、ターゲット・ボード上でイーサネット 10/100Mbps と消費電力の監視機能もサポートしています。
XDS200 ファミリには、TI の Code Composer Studio IDE との包括的な互換性があります。この組み合わせを使用すると、TI のマイコン、プロセッサ、ワイヤレス・コネクティビティ・マイコンに対応する統合型のデバッグ環境、コンパイラ、包括的なハードウェア・デバッグ機能で構成される総合的なハードウェア開発環境を実現できます。
その他の XDS 製品:
AC/DC と DC/DC の各コントローラ (外部 FET)
Arm Cortex-M4 マイコン
Arm Cortex-R マイコン
Arm ベースのプロセッサ
C2000 リアルタイム・マイコン
Sub-1GHz ワイヤレス・マイコン
デジタル信号プロセッサ (DSP)
低消費電力 2.4GHz 製品
産業用ミリ波レーダー・センサ
車載ミリ波レーダー・センサ
車載ワイヤレス接続製品
技術資料
種類 | タイトル | 英語版のダウンロード | 日付 | |||
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証明書 | TMDSEMU200-U EU Declaration of Conformity (DoC) | 2019年 1月 2日 |