TPS23880
- PoE 2 タイプ 3 またはタイプ 4 Power Over Ethernet アプリケーション用の IEEE 802.3bt PSE ソリューション
- 8 つの独立した PSE チャネル
- プログラム可能な SRAM メモリ
- ±3% の精度で電力制限をプログラム可能
- 2 ペアまたは 4 ペアのポート電力割り当てを選択可能
- 15.4W、30W、45W、60W、75W、90W
- シングルおよびデュアル・シグネチャの PD 互換性
- ポートごとに専用の 14 ビット積算電流 ADC
- 固有フィルタ
- DC 分離用のノイズ耐性 MPS
- 2% の電流センシング精度
- 100ms でのポート電流のローリング平均化
- 1 ビットまたは 3 ビットの高速ポート・シャットダウン入力
- 自動クラス検出および電力測定
- 「誤認なし」の 4 ポイント検出
- 突入および動作フォールドバック保護
- 425mA と 1.25A の電流制限値を選択可能
- ポートの再マッピング
- 8 ビットまたは 16 ビットの I2C 通信
- 柔軟なプロセッサ制御の動作モード
- 自動、半自動、手動 / 診断
- ポートごとの電圧監視およびテレメトリ
- -40℃~+125℃の動作温度範囲
TPS23880 は、IEEE 802.3bt 規格に従ってイーサネット・ケーブルに電力を重畳するための 8 チャネル給電機器 (PSE) コントローラです。8 つの個別の電源チャネルは、2 ペア (1 チャネル) または 4 ペア (2 チャネル) の PoE ポートの任意の組み合わせに構成できます。本 PSE コントローラは、有効なシグネチャを持つ受電デバイス (PD) の検出、相互識別の完了、電力の供給を行うことができます。
プログラム可能な SRAM により、I2C 経由で現場でのファームウェア・アップグレードが可能なため、IEEE 規格への準拠と最新の PoE 対応デバイスとの相互運用性を確保できます。ポートごとに専用 ADC を備えているため、ポート電流を連続的に監視でき、また分類測定を同時に実行することでポートのターンオン時間を短縮できます。±3% 精度のプログラム可能なポート電力制限により、最大電力を 90W 超に拡張できます (100W を超えることはありません)。また、システム・レベルの電力管理制御をより実装しやすく信頼性の高いものにできます。高速シャットダウン (OSS) 入力により、ポートごとに最大 8 レベルのシャットダウン優先度を設定でき、複数のポートをただちに無効にする必要のあるアプリケーションに対応できます。255mΩ の電流センス抵抗と外部 FET を使うアーキテクチャにより、サイズ、効率、熱、ソリューション・コストの要件のバランスが取れた設計が可能です。
ポートの再マッピングと、TPS2388、TPS23881、TPS23882 デバイスとのピン互換性により、前世代の PSE 設計から簡単に移行でき、交換可能な 2 層の PCB 設計により各種のシステム PoE 電源構成に適合できます。
技術資料
種類 | タイトル | 最新の英語版をダウンロード | 日付 | |||
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* | データシート | TPS23880 タイプ 4、4 ペア、8 チャネル PoE 2 PSE コントローラ、プログラム可能な SRAM 内蔵 データシート (Rev. G 翻訳版) | PDF | HTML | 英語版 (Rev.G) | PDF | HTML | 2020年 8月 11日 |
アプリケーション概要 | How to Load TPS2388x SRAM and Parity Code Over I2C (Rev. E) | PDF | HTML | 2023年 4月 20日 | |||
試験報告書 | TPS23880 PoE2 Test Report | 2020年 5月 26日 | ||||
設計ガイド | マルチポート・アプリケーション用 24 ポート(4 ペア)PSE 電源スイッチのリファレンス・デザイン (Rev. A 翻訳版) | 英語版 (Rev.A) | 2019年 11月 15日 | |||
EVM ユーザー ガイド (英語) | TPS23880EVM: PoE, PSE, TPS23880 Evaluation Module (Rev. B) | 2018年 10月 17日 | ||||
技術記事 | Key considerations for designing with the new PoE standard | PDF | HTML | 2018年 7月 16日 | |||
技術記事 | The new PoE standard: It’s almost here | PDF | HTML | 2018年 6月 6日 | |||
アプリケーション・ノート | Beyond BT High-Power PoE Solution using the TPS23880 and TPS2372-4 | 2018年 4月 17日 | ||||
アプリケーション・ノート | TPS23861 Power-On Considerations | 2015年 7月 21日 |
設計および開発
その他のアイテムや必要なリソースを参照するには、以下のタイトルをクリックして詳細ページをご覧ください。
TPS23880EVM-008 — IEEE802.3bt 対応 PoE PSE アプリケーション向け TPS23880 EVM ドーター・カード
TPS23880EVM-008 は、TPS23880 の評価に使用するドーター・カードです。これは 4 ペアの Type-4、8 チャネル PoE (Power-over-Ethernet) PSE (給電側機器) であり、プログラマブル SRAM を搭載しています。このドーター・カードは、キャンパス・スイッチやブランチ・スイッチ、またネットワーク・ビデオ・レコーダーなど、ハイパワーの PSE アプリケーションに適した TPS23880 向けに評価回路やリファレンス回路を提供します。
BOOST-PSEMTHR-007 — IEEE802.3bt 対応 PoE PSE アプリケーション向け TPS2388x マザーボード
BOOST-PSEMTHR-007 は、TPS23880 と TPS23881 を搭載した PSE コントローラ向けのベース ボードです。このボードには、IEEE 802.3at アプリケーション用にポートあたり最大 30W を供給できる 4 つの 2 ペア ポートと、IEEE 802.3bt アプリケーション用にポートあたり最大 90W を供給できる 2 つの 4 ペア ポートが含まれています。
SLVC720 — TPS23880 PoE MSP430 Reference Code for Port Power Management Applications
サポート対象の製品とハードウェア
製品
給電側機器
ハードウェア開発
ドーター・カード
開発キット
SLVC772 — TPS2388x EVM GUI
サポート対象の製品とハードウェア
製品
給電側機器
ハードウェア開発
評価ボード
ドーター・カード
開発キット
PSPICE-FOR-TI — TI Design / シミュレーション・ツール向け PSpice®
設計とシミュレーション向けの環境である PSpice for TI (...)
パッケージ | ピン数 | CAD シンボル、フットプリント、および 3D モデル |
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VQFN (RTQ) | 56 | Ultra Librarian |
購入と品質
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- 組み立てを実施した拠点
推奨製品には、この TI 製品に関連するパラメータ、評価基板、またはリファレンス デザインが存在する可能性があります。